ひとことに「しみ」と言っても、様々な種類の「しみ」があります。「しみ」の種類によって治療法も異なります。また、同時に複数の種類の「しみ」が混在することもあります。しみ治療において最も重要なことは正しい診断です。
日光性色素斑(老人性色素斑)
顔や手の甲など日光に曝される部位にできる、境界がくっきりとした円形の褐色斑です。長期間、紫外線にあたることによって生じます。
脂漏性角化症・アクロコルドン
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)は、老人性疣贅(イボ)とも呼ばれ、少し盛り上がりのある茶色~黒っぽいしみです。老人性色素と混在することも多く、顔や頭、体幹などの脂っぽいところにできやすいので「脂漏性角化症」といわれます。老化に伴って首やわきにできるいぼは、アクロコルドンやスキンタッグと呼ばれます。炭酸ガスレーザーで治療します。
ADM(真皮メラノーシス)
後天性真皮メラノサイトーシス(Acquired Dermal Melanocytosis)の略です。思春期~20歳前後に、両頬、額、小鼻などに出現し、徐々に濃くなります。紫外線で出来るしみと違って、青みがかったグレイっぽい色に見えます。通常はしみが存在しない皮膚の深い部分(真皮)に色素沈着と色素細胞が見られるため、青アザに分類されます。Qスイッチレーザーを半年ごとに照射し、3~4回程度の治療回数が掛かります。肝斑やしみを合併していることも多く、はっきりと診断がつきにくい場合もあります。
肝斑
主として両頬に出現する輪郭不鮮明な茶色いしみです。様々な要因(紫外線・ホルモン・物理的な刺激・炎症など)が肝斑の増悪因子となります。肝斑は完全に消すことは難しく、内服や外用治療でコントロールしてゆきます。
院長より一言
しみを含め、美肌治療は半年~1年頑張れば、かなり美しい肌に戻すことが可能です。長いように思えますが、長年紫外線などの害にさらされてきた肌ですから、それを考えれば決して長い期間ではありません。「美肌は1日でならず」です。ほどんどのケースにおいて、1か月で効果が実感できます。スポットのしみ治療など、1回の治療で終了するものもあります。「しみ」治療は正しい診断が最も重要で、診断を間違えると正しい治療が出来ません。しみ治療経験25年以上の私にお任せください。
施術料金(税込み)
内容 | 料金 |
---|---|
診察時の写真診断装置撮影代 | 550 |
しみ(日光性色素斑)のスポット照射(最初の1㎠) | 22,000 |
〃 以降面積が1㎠増えるごとに加算 | 2,200 |
全顔治療(IPL・ノーリス照射) | 27,500 |
全顔治療(IPL・ノーリス照射+しみ・イボのスポット照射) | 55,000 |
ADMのQスイッチレーザー照射 | 27,500 |
イボ炭酸ガスレーザー1個につき(3ミリ以下のもの) | 550 |
〃 1個につき(3~10ミリのもの) | 880 |
〃 1個につき(11~20ミリのもの) | 1,100 |
〃 1個につき(21~30ミリのもの) | 5,500 |
〃 1個につき(31ミリ以上のもの) | 11,000 |
イボ炭酸ガスレーザー顔~首全体 3か月以内2回まで | 110,000 |
照射後のクライオエレクトロポレーション6分 (冷却しながらトラネキサム酸を導入し、痛みと炎症を早く抑えます) | 5,500 |